【モノがたり】羊毛フェルト造形作家 mochi mochi nao’さん


mochi羊毛フェルト造形作家
mochi mochi
nao’さん

本物の鳥がする仕草や動きをうまくとらえて羊毛フェルトで再現した鳥たち『おとりさんズ』の生みの親
「mochi mochi」のnao’さんにインタビューしてみました。

◆作家になったきっかけ。
2011年10月「mochi mochi」として活動開始しました。
都立大学駅近くにあるGallery KOMPISでの企画展を始め、
デザインフェスタや阪神梅田本店での小鳥イベント、蔵屋ギャラリーなどでの
展示をしています。数年前に命に関わる病気をしました。
助けてもらった恩返しに何か出来ないかと思ったことがきっかけです。

◆《鳥》だった理由。
母が鳥獣保護のボランティアをしていたので、
小さな頃から野鳥に関わることが多くて自然とそちらへ向くようになりました。
スズメ、メジロ、ツバメ、カワラヒワ、ムクドリ、ヒヨドリなど。
インコ、オウム類を作ることが多いですが、野鳥の方が長いお付き合いをしています。

◆1体作るのにかかる時間。
インコさんやオウムさんは2日前後。試行錯誤すると一体作るのに
一ヶ月近く掛かってしまいます。『おとりさんズ』一体一体に性格を与えています。
鳥をモデルにしているけど、どこか人間くさいような。
どうしても本物の鳥の可愛さには負けてしまいますからね。

◆いま何種類いますか?また、一番愛着のある鳥は?
ボタンインコ、コザクラインコ、オカメインコ、セキセイインコ、文鳥など10種類以上。
今は、オニオオハシを作っています。一番愛着のある鳥はツバメ。
この子も鳥獣保護のボランティアで自然から預かった子です。
本当に弱々しい子で、翌朝起きたら息がないのでは…という思いを何度もしました。
それでも生きようとする姿勢に、こちらも必死で答えました。
たった一年ちょっとの短い期間でしたが、鳥の何たるかを教えてもらったような気がします。
自分の力で大空へ羽ばたいていった姿に私も負けていられないと思いました。
保護した鳥たち全てが無事に空へ飛び立つことはありません。
生死をかけているからこそ、感じる命の大切さをいつも教えてもらっています。

◆発想の原点とこだわり。
どの『おとりさんズ』もある程度モデルとなる鳥さんがいます。
実際に見たり、触れたりしたことがあったり…。ひとつの固体を追いかけながら
+αしていく感じです。右を向いていたり、左を向いていたり、一歩前に足を出していたり…。
そうすることで、本物ではないのに本物っぽいく見えてしまうのではないでしょうか。

◆一番嬉しかったことは?
お客さんが私の作ったものを手にとってくれる、見てくれるというのは、
とても嬉しいことです。注目してもらえるとモチベーションもぐーんとアップします。
よし!がんばろう!という気持ちになれますからね。
それと同じくらいに嬉しいことは、今まででは出会うことなかった人に会ったり、
色々な体験をすることができたことです。日本各地から海外の人とまで
SNSやメールを使ってメッセージの交換をしています。

◆今後の目標は。
まだうまく言葉には出来ませんが、写真と立体をもっと活かせないかなと
試行錯誤しています。8月末からは和展、2017年には初めての個展です。
それに向けて、ふふって笑えちゃうような作品作りを目指していこうと思っています。
HP http://www.mochimochi.info/

★mochi mochiさんが参加するイベント
■「和」展
2016年8月30日(火)~9月11日(日)
アミューズミュージアム2階
手仕事のギャラリー&マーケット
http://www.amusemuseum.com/

■mochi mochi個展(仮)
2017年3月予定

■mochi mochiと一緒にワークショップ
毎月第四週目の土日のどちらか。
Birdstory Shop
http://birdstory.net/